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良い会社の条件

  • ※社員へ向けた社内朝礼スピーチより抜粋

さて、よい会社の条件についてお話をしてみたいと思います。皆さんはどのように考えますか。利益を十分に出す会社、楽しい会社、サラリーをたくさん出す会社、仕事が楽な会社など様々ですね。ちょっと気が利いた人は社会に貢献できる会社というかもしれません。

私はこう思います。たとえ、社長である私がいなくなったとしても、仕事の質を落とすことなく、会社の品性を保ちながら存続していくことだと。

会社が存続することとは、メンバー全員が脱落することなく、自分のするべき仕事を遂行し、しかも社会や環境の変化に対応しながら発展していくことだと思います。世界の優良企業の指標となるフォーチュン500の第一回目にリストアップされていた企業のうち、約50年後に残った企業は15%しかなかったということです。おそらく現在はもっと低い数字でしょう。会社の存続は、これほど難しいことであり、これだけで価値があることだといってよいでしょう。社会が、その会社を必要としているということなのです。

それでは会社が存続するためにはどうしたらよいのでしょうか。

昨年作成したマンダラートに、エディットを100年続く企業にすると目標設定し、自分のなすべきこと、会社がなすべきことを考えました。

先ず、人材です。ジム・コリンズの著書であるビジョナリーカンパニーによれば、正しい人材とは、規律のある人材だといわれています。すべては人から始まります。正しい人材が、理念に合致した目標を定め、理想郷ともいえる会社を作っていくのです。エディットというバスに、正しい人材がそれぞれに適したシートに座り、進んでいけば、会社は目標に向かって動くはずです。

次にクリエイティビティです。どんどんと新しいアイデアを出す人は、集中力があり、発想力がユニークで、どこか変わっている人が多いといわれます。しかし、自由な発想を許す会社の雰囲気があれば、今はそうでない人もクリエイティブな発想ができるようになる可能性は高いと思います。

また、地熱専門の会社だから地熱エネルギーに関する基礎知識や経験が必ず必要か、といえば、その必要はありません。予備知識や先入観がないほうが、新しい発想でアイデアが出ることだってありえます。

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