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コンサルタント精神はポピュリズムの対局

ここ数回の週末ゴルフは、台風の影響でスキップせざるを得ませんでした。今日から、久しぶりに、スタバのタンブラーの中身がアイスコーヒーからホットに変わりました。

さて、コンサルタントは、可能な限り客観的な視野で判断を下さなくてはいけません。しかし、とはいってもコンサルタント個人の価値観や生き方、人間味が判断を大きく左右することでしょう。しかし、絶対あってはいけないのは、ポピュリズムです。特に、我々の仕事の世界において、将来のあるべき社会、そして地球環境の保全を考えるならば、一般的な風潮、ややもすると感情的な世相に流されるようなことがあってはならないと思います。これは、テレビ、新聞などのマスコミが典型でしょうが、ここで発せられる情報や考えに流されてはいけません。コンサルタントは、これらを参考にすることはあっても、流されないようにしなくてはいけないと思います。そのためには、前述したように、自分の生き方、価値観を持つということではないでしょうか。

昨今、築地から豊洲市場への移転問題など、科学者としての目、技術者の目からみて低俗なお笑い番組以下の気がしています。もっと、本質を見据えなければなりません。溜り水の分析値は何も問題のない成分でした。コンクリートの箱の中の水にリトマス紙を浸すパフォーマンスは、無邪気な子供の遊びにしか見えません。環境基準以下のヒ素の含有量などどうして何日も扱われるのでしょう。地下水であることも間違いない。ベンゼンが検出されないという事実は、施された水の循環による土壌改善も効果があるように思えます。限られた情報ではありますが、豊洲市場の移転を土壌改良という視点で問題視するような深刻な問題はないように思えてなりません。地下空間に変えた経緯という政治的な問題はさておき、環境対策課題を解決し、豊洲への移転を実行することが重要ではないかと思います。こんなことが問題になるようなら、国内の他の地域で取り上げるべき問題はたくさんあるに違いありません。

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