2025.03.10
社長室
目指せ、夢先案内人
※この記事は、地熱開発コンサル会社のエディット代表の藤野が、朝礼で社員へ向けて発信するコラムです。
皆さん、おはようございます。いよいよ春めいてきました。KBC九州朝日放送局にあるアーモンドの花が桜に先駆けてピンクの花をそろそろ咲かせると思います。今年は梅の花も遅く、桃の花が咲く時期と重なって、同時に楽しめるのではないかと心躍らせています。
今年の新年のあいさつで、我々は夢先案内人であるべきではないかとの話をしました。山口百恵の曲の、あの有名な「夢先案内人」からインスピレーションを受けたのですが、内容は少し違います。我々、技術コンサルタントにとって、お客様が夢を持ち、その夢を具体化し、その方法を示し、さらにその夢を実現した時の喜びや達成感を提供できることが一つの大きな仕事です。私はそれを「夢先案内人」としました。
お客様に夢を提供するためには、自らが夢を持つことが必須ですね。我々の夢は、再生可能エネルギーで世の中を豊かにすることだと思っています。特に、小規模地熱発電を利用して、地熱エネルギー利用促進を図ること、さらには地熱エネルギーをベースにした地域社会の活性化・再生を図ることが夢です。もちろん、スタッフ各人は、それに繋がる小さな夢が無数にあると思います。そして、夢のほとんどは、皆さんの思いが昇華されたきれいなものですよね。
我々がお客様に提案する企画書・提案書や報告書には、我々の夢がちりばめられていないといけません。その夢は単なる空想ではなく、手の届く、実現可能なものなのです。そうでなければ、お客様の心には響きませんし、感動してもらえません。
時として、予算の問題などの生々しい現実が待っていますが、それは夢を実現する過程での小さな軋轢と考えてください。皆さんには、関わるプロジェクトでお客様が心躍るような夢を見せてほしいのです。
どうしたら我々は日常の仕事で夢を継続して持ち続けることができるのでしょうか。それは、なりたい自分の姿や、地熱エネルギー利用のあるべき姿、住みたい地域・豊かな地域の理想像、平和な世界の実現を夢見ることではないかと思います。しかも、単なる夢としてではなく、それを実現するにはどうしたらよいかを考え続けることが重要だと思います。これは技術者にとって楽しい仕事だと思います。仕事をすることが、文字通り、皆で夢に向かって生きることになります。皆で我が信じる道を行きましょう。
月夜の海に 二人の乗ったゴンドラが 波もたてずに すべってゆきます
朝の気配が 東の空をほんのりと ワインこぼした 色に染めてゆく……
「夢先案内人」 山口百恵 作詞:阿木燿子 作曲:宇崎竜童 ©1977
それにしても、素晴らしい歌詞ですね。野暮なことを書いてしまいました。静かに、山口百恵の歌でも聞きましょうか。