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生産性を上げるには

  • ※社員へ向けた社内朝礼スピーチより抜粋

日本人は勤勉だと言われてきましたが、それは昔の話。日本の労働生産性は、時間あたり47.5ドルで、主要先進国では最下位、米国やドイツの2/3です。生産井を決める要素は、①付加価値、②労働者数、③労働時間の3つとなります。生産性は付加価値÷労働投入量(労働者数×労働時間)ですから、生産性を上げるには、付加価値を上げるか、労働投入量を減らす必要がります。つまり、売上を増やすか、人・時間を減らす(外部調達費を減らす)ことでしか生産性は上がりません。

我社では現状、付加価値の向上を目指すべきだと思います。付加価値の向上のためには業務の処理能力の向上を図る必要があります。業務の処理能力の向上は主に以下の項目が挙げられます。

  • ① 業務の理解
  • ② 業務の手順の習熟
  • ③ 文章力、論理性などの基礎技術の向上
  • ④ スケジュール管理の徹底

これらはそれぞれ日々の努力が必要です。リード・ヘイスティン&エリン・メイヤー(2020)の「NO RULES」に書かれているように、能力密度を上げる以外にはないのです。すなわち、会社の構成員全員が基礎技術力を上げることが重要な課題になります。

冒頭に示しましたように、我々日本人は米国のビジネスマンに比較して、仕事に約1.5倍の時間がかかっています。サラリーに直すと、米国人が60万円貰うとすると、日本人は40万円の成果しか挙げていないということになります。これを如何に短縮し生産性を上げ、利益を増大するかが、我々の今後の課題であり、同業他社との競争に打ち勝つ手段となるのです。

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