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小規模地熱発電への道

地熱開発理解促進事業の一環として、長野県の諏訪市から小規模発電についての講演依頼を受け、8月30日、31日と諏訪市に行ってきました。この講演には、私の他に、つちゆ温泉エナジー(株)の加藤社長も演者であったことから、講演終了後、食事をしながらゆっくりと話すことができました。加藤社長は、400kWの小規模地熱発電の実践者であり、講演内容は非常に面白いものでした。

彼は、(1)弱みを強みに変える熱意(マイナスからプラスに)、(2)ストーリー作りの力、(3)評論家は不要だ、と地元の地域活性化をどんどん推し進めていらっしゃることが印象的でした。

私が今まで少しずつ積み上げてきたものを、氏は一気に実践し、成功されていました。私にとっても頼もしい限りであり、話を聞いて、自分の考えが間違ったものではなかったと安心もしました。意気投合して、是非、地熱開発を地域の活性化の軸にして全国に広げていきましょうということになりました。彼は「自分の都合で地熱事業をする人は、地域には要らない」ともおっしゃっていて、大規模地熱発電事業と小規模発電事業とは性格が違うということも明確に認識されています。全く、その通りだと思います。

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