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仕事の質は、知識の量ではなく思考の深さ

  • ※社員へ向けた社内朝礼スピーチより抜粋

今日は仕事の質についてお話をしたいと思います。

地熱の世界はまだ解決すべき問題が沢山あります。それの問題は現場に近いところで作業している皆さん方の手中にあります。これらの解決には高校の授業で習う物理学的な思考法が必要です。それらしく書かれた教科書や解説書を読むだけでは、新しい発見はないのです。

仕事の質を上げるためにしなくてはいけないことは、主に以下のことです

  • ① 仕事の目的は何か理解する。
  • ② 目的はどこまで求められているか分析する。
  • ③ 予め作成した実施計画書で、その目的の達成が可能かどうかについてエキスパートを交えてチェックする。
  • ④ 課題の解決の流れをイッシュツリーに纏める。
  • ⑤ 報告書の構成を詳細に組み立てる。
  • ⑥ 以上の項目を関係者で共有する。
  • ⑦ 最後に、報告書の作成提出までの作業工程を確認する。

先ず、①と②についてです。業務の目的は何かの確認です。この段階では、目的を理解することですが、通り一遍の理解ではいけません。求められている目的、そして、その目的が業務内容から導き出されるレベルにあるかどうかの確認、最終目的との整合性などが理解されていなくてはなりません。これらには③のエキスパートの評価(レビュー)が必須です。そして、流れを理解するために④のイッシュツリーの作成です。そして、⑤、⑥、⑦と流れていきます。この流れが習慣づけられるよう心がけてください。

得られたデータの意味をしっかりと理解し、多角的な視点で解析するのです。安易に結論を出さず、自分の頭で考えてください。そうすれば、我々がまだ知らない大きな発見に結び付くかもしれません。多くは徒労に終わるかもしれませんが、その過程で皆さん方に質の高い技術力が蓄えられるのです。

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