2020.06.15
社長室
仕事の仕方(7) P・D・C・A
- ※社員へ向けた社内朝礼スピーチより抜粋
皆さんはPDCAという言葉をご存じですか。いろんな講習会や研修でよく使われると思います。Plan→Do→Check→Actionですね。しかし、私はこの言葉が嫌いです。なぜかというと、この一連の流れ無しには仕事ができないからです。少なくとも、普通に仕事をしている人はこの言葉は知らなくても、仕事を進めて行く上で習慣化しているはずです。従って、このことをわざわざ言わなくてはいけないことが理解できないのです。このことが実行されていない人はビジネスパーソンではないのです。
しかしあえてここで我がコンサルタント業務においてこの言葉を考えてみます。Planは、計画を立てるということですね。おそらく新規の業務のスタートで、この計画の立案の出来不出来が一番重要になります。この段階で、仕事のできる技術者は、業務の目的とお客様の要望を鑑み、結論の落としどころを考えることでしょう。これができる技術者でなければ、仕事を完遂することは難しいと思います。また、この段階でチーム作りが必要になってきます。目的に応じて人的資源をどのように有効に使うかを考えなければなりません。メンバーの人選が大きくプロジェクトを左右します。したがって、どのような人材でチームを組むかは、技術者の特性を考慮して選ぶ必要があります。決して好き嫌いや気が合う合わないで判断してはいけません。そんな考えはプロでは通用しません。
計画を立てたら実行です。実行にあたって、重要なことは、構成メンバーの業務への考え方、目的を一致させておくことです。この段階で、仕事ができる人間は、ミーティングを密に行い、工程管理あるいはメンバー間の意思疎通を徹底します。もちろん、突発的な事象に対しての対処を柔軟に熟すことも大切な要素です。プロジェクトの責任者やコーディネーターは率先して、プロジェクトのスムーズな進行を図る必要があります。
そして、実行している業務のチェックを怠らないようにすることが次のステップです。そして、工程の遅れやスタッフの作業内容の評価を行い、当初の目的に達していない場合は早急に方向修正が必要です。
そして再び起動した方向に全員が走り始める必要があります。これがアクションですね。この段階でやはり必要となるのは、ミーティングですね。ミーティングの重要性は、非常に重要で、何度言っても言いすぎることはありません。ただし、ミーティングは目的・時間を決めて行うべきです。目標を持たずに饒舌に長時間ミーティングを行う場面が散見されました。そんな時、やはり、技術者の資質が問われます。
以上が私が考えるP・D・C・Aです。