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プレゼンテーション

  • ※社員へ向けた社内朝礼スピーチより抜粋

今日はプレゼンテーションについてお話します。プレゼンテーションは、ビジネスにおいて複数人を相手にしての意思伝達の一手法です。もちろん、日常生活においても、その重要さは変わりませんし、皆さんが仕事に熟練し部下を持つようになったら、自分の考えをスタッフに伝えるという点でも必要不可欠な作業となります。如何に複数の人々に正確に自分の意思を伝えるかが、仕事の成功不成功を決めます。

発表者はその場に参加した人々の思いを受け止めて、所期の目的を伝えなくてはいけません。そのためには下記のような準備が必要です。

  • ① 相手は何を求めているか
  • ② 自分は何を伝えたいか、他人の受け売りの危険性はないか
  • ③ 資料は万全を期したか
  • ④ 内容を滞りなく伝える準備はできたか、リハーサルは十分にできたか
  • ⑤ プレゼン後に受ける質問を予想しているか、またそのための準備はできたか

このような姿勢で、プレゼンテーションに望むとしたら、貴方の技術力、そしてビジネスパーソンとしての力は飛躍的に向上するはずです。

皆さんが作る資料は、多くの人々の考えを参考にし、なおかつ自分独自の考えに基づいたものとなっていますか。この資料作成過程で、先人の知恵を学び、また蓄積された知識を自分の中で整理集約することができるのです。

相手がどんな立場であろうとも、プレゼンテーションを疎かにしてはいけません。今から、多くの経験を積んでいく土台となるのです。私が皆さんにプレゼンテーションを託すのは、聴衆者への説得や教育などが目的だけではないのです。発表者のこれからの成長を期待した大きな課題を与えてもいるのです。

最後に、プレゼンテーションで話す内容を原稿として作るべきと考えます。私の知っている多くの専門家は、ほとんどが重要な発表前に作成した原稿を暗記して、その場に臨んでいました。

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