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計画を立て、それを達成していく

  • ※社員へ向けた社内朝礼スピーチより抜粋

春が目に見えて近づいています。会社は年度末の決算に向けて今年度の総括をし、来年度の事業計画を立案しなければなりません。

これは会社に限ったことではなく、個人に関しても同様です。毎日、毎週、毎月の計画を立て、その実現に努力していかなくてはいけません。日常の仕事に追われ、無計画に忙殺されるような仕事をしていませんか。

会社は皆さん方各人にお願いしている仕事の量、内容が適正になるように配慮しています。つまり、毎日の与えられた作業を遅滞なく行い、自らの技術力の向上を図り、成長する努力を身に付けていかなくては、さらにステップアップした業務を担当できません。発展的な思考と言いますか、的確な目標を持って毎日を生きてください。

参考までに私の話をしますと、30歳の頃は1時間早く出社し、読書の時間にあてました。技術の専門書だけではなく、経営書、業務管理など全般の知識の吸収を目的にし、一日に50~80ページのノルマを自分に課していました。この頃、毎日の業務で色んなアイデアが生まれ、それを纏め世に出したいという想いがあり、論文を書き、学会で発表し、その中のいくつかは海外の雑誌に投稿しました。地熱業界で今は当たり前となっている「断裂型貯留層」、「断裂に沿った流体の上昇」「キャップロックは浅部比抵抗帯」「流体包有物温度の有効性」、これらはその頃の日常の仕事で生まれたアイデアです。

日常の仕事の中でアイデアを出すということは、ごく身近なことだと考えてください。そのためには、執念深くデータを読み、熟考することです。今の仕事の中にも多くの新しいアイデアが埋まっています。掘り出すのは皆さん方ですよ。

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