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知的に生きよう

  • ※社員へ向けた社内朝礼スピーチより抜粋

さて、今日は知的に生きようということで話をします。コンサルタントは頭脳労働者ですから、当然、知的に生きるとことが必要ですが、具体的にはどういうことでしょうか。

それは、自分の考えや価値観で、社会や環境を深く洞察し生きていくということではないかと思います。思い出すのは、渡部昇一の多くの著書です。彼は、知的な生き方を多くの先人を参考に紹介しています。

自分の考えを持つことが今の情報過多の時代には非常に重要です。しかし、それがいかに難しいかを多くの人が指摘しています。例えば、小説家の楡周平の「衆愚の時代」を読むとよくわかります。スマートフォンに流れるニュースは万人が読みますから、みんな同じような知識を身に付け、同じような発想をしがちです。まさに、衆愚ですね。しかし、知的に生きたいと思うならばそこで立ち止まり、しっかりと自分で考える癖をつけるのです。

まずは、当たり前になっている日常的な行動を見直してみましょう。生きることとは、仕事をすることとは、一つひとつ問いながら日常を過ごしてみてはどうでしょうか。

しかし、考えても考えても解が見つけられないことも多くあるでしょう。その中で、独自の価値観で判断することがコンサルタントの我々にとって必要なのです。

そして、思考には言葉が重要です。自身の言葉の使いまわしに基づいて思考しますから、繊細な言葉の正しい理解がなければしっかりとした論理的な発想は出来ないのです。そのためには、地道ですが読書をして、語彙力を増やす以外にないような気がします。いろんな分野の書籍を読むことをお勧めします。どんな本でも自分の興味のあるところから始めてください。きっと、貴方を心豊かな人間に育ててくれるはずです。

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