• ホーム
  • 社長室
  • 仕事の仕方(3) 先見性
アーカイブ

仕事の仕方(3) 先見性

  • ※社員へ向けた社内朝礼スピーチより抜粋

五月の連休が明けて、いよいよ仕事も本格化してきました。日々、皆さん方が成長していくのをみるのはとても楽しいことです。

さて、再び仕事の仕方についてです。私は、最初の会社に就職して一つの組織をゼロから作り上げる機会を得ました。今、その組織が、私の最初に思い描いた方向に進んでいることは私の幸福の一つになっています。しかし、同時にそれで私の仕事は終わったわけではありません。社会の変化、発展に伴って私のすべきことは次々に生まれてきます。

その一つが、小規模地熱発電事業化の促進であり、エディットの存続と成長です。エディットのようなベンチャー企業が存続、発展していくためには、①会社がしっかりとした理念を持っていること、②世の中で必要とされていること、③それを支えるスタッフが夢や目的の実現に努力していること、そして④適正に利益を上げ発展していくことではないかと思います。

この中で一番重要なことは、皆さん方、スタッフの一人ひとりがしっかりと共通の目的に向かって地道に努力することだと思います。地道な仕事から、何かが結晶化しようとするときに、皆さん方は必ず感覚的に「この問題はだれも手を付けていない」「この分野はまだ解決しないといけない」といったことを感じ取ることができるようになるのではないかと思います。これを突き詰めていくと、新しい方向性が見えてくると思います。これが「先見性」です。これらを、お客様に提案し、新規の仕事として創り上げていくことが必要です。

もう一つ別のルートとして、世の中の流れをしっかりと読み解き、そのトレンドを感じ取ることです。いずれも雑誌などで文章化されるときにはもう遅いと思います。今、新型コロナウィルスの流行で、世界に混乱と変革が、社会、文化、経済のすべての分野に革命が起こっています。これらが、我々の仕事に会社にどのように影響を与えるのかをしっかりと読み解くことも若い皆さんの大事な仕事です。

私の経験からすると、このような考えのもとに毎日頑張っていても、なかなか答えが見つからないもので、もがき苦しみむと思います。しかし、まれにブレークスルーに出会い、世界が広がることがあります。その喜びは経験したものにしか味わえないものです。

今回のタイトルは先見性としています。今まで書いてきたような思考形態や仕事の姿勢によって、お客様が本当に必要としている仕事を提供することが「先見性のある仕事」と言ってよいと思います。これが出来れば、本当のコンサルタントです。一緒に頑張りましょう。

記事一覧に戻る