社長室

2021/09/21発想力

  • ※社員へ向けた社内朝礼スピーチより抜粋

さて、今日は発想力です。

発想力を培うには、まずは、「どうして?」と疑問を持つことが大事です。日常の業務においてそのような疑問が次から次へと湧き上がってこなければなりません。その疑問がすべて解決できるものではないにしろ、地熱分野の根幹にかかわるような問題の解決につながる可能性を秘めているのではないかと思います。

例えば、フォッサマグナ内での地熱開発は、地熱業界にとって重要な課題です。今、フォッサマグナ内あるいは近傍の数箇所で地熱資源調査を行っています。これらの中で、どうしてという疑問を羅列してみると、まだまだ答えられないことばかりです。

どうしてフォッサマグ内の中央隆起帯には貫入岩が貫入したのか。その時代はどうして400万年前なのか。それ以降はどうして貫入活動はなかったのか。少なくとも、西側のフォッサマグナの西部の北アルプス連峰には、第四紀の新しい貫入岩が活動しているのに、どうしてフォッサマグナ内には同様の活動はないのか。どうしてフォッサマグナ内での第四紀火山活動は東側に偏っているのか。

どうですか。これらの「どうして」に答えられますか。そうでないならば、このような疑問が業務の中で湧き上がってきていますか。日常の業務に精いっぱいになっていませんか。

新しい地域の調査に入るときには、先ず先入観を抜きにして、地域の課題の抽出を行う必要があります。その中で、「どうして」という疑問が生じ、それに対して解決していくという姿勢が必要です。まずはみんなで考える、皆さん方のだけで解決できる課題でなければ、全国レベルで専門家を探し、教えを乞うこともできるでしょう。

率直な疑問、そしてどの疑問をどんどん膨らませていくという、若さや情熱が発想力には必要だと思います。

2021/09/27世の中は激しく動き始めている

  • ※社員へ向けた社内朝礼スピーチより抜粋

コロナ禍の出口がようやく見えそうな気配で、世の中は新しい社会に向けて動き出そうとしているようにみえます。私たちの地熱業界も含めてビジネスの世界もその変革に順応すべく、急激な変化の兆しが感じられると思います。我々の周りでも、活発に動いておられる企業は多くあります。

特にポストコロナは産業構造を大きく変えることになると思います。我々も、好むと好まざるとにかかわらず、体制の変化や組織改革を進めて行かねばなりません。立ち止まっている暇はないですよ。数か月後の仕事はありますか? これらからのニーズに合う仕事の計画、準備は出来ていますか?昨年以上の成果は出ていますか、いや昨年並みの成果は確保されますか?そのための対策を検討していますか?

世の中の動き、業界の動き、自分たちこれからの仕事の行く末などを真剣に考えるべきではないでしょうか。

今月から、経営コンサルタントの先生をお招きし、社員研修を受けていただきます。これも、私の事業への切迫感の表れの一つです。仕事への姿勢、人生への立ち向かい方を見直すきっかけにしていただけたらと考えます。

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