最近、地熱分野でハンドブックやテキストが纏まって出ている。著者は、ほぼ同年代の皆さんで精力的に仕事されて、ありがたい限りです。
しかし、これらの本は、基本的に作られた時点で、もう陳腐化していくものなのです。わが社の技術者はテキストを読んで知識を高めているようですが、今、自分が受け持っている数か所の地熱地域あるいは地熱発電所建設中の地域で、最高のものを作り出すことや課題を解決していくことこそが技術の最先端とであるいってよいと思います。
勿論、多くの教科書に書かれる基本的事項をしっかりと頭に刻んでおくのは当然ですが、過去の概念を改革していく、すなわちイノベーションを起こしていく姿勢こそが、最も必要な勉強であり、技術力の向上に役立つものと思います。そのためには、毎日の仕事を着実に、手を抜かずに進めて行くこと、技術者として仕事を自分の生きがいとし取り組むことが必要でしょう。こんな風に生きられたら幸せですよ？きっと、晩年に自分の人生を悔いのないものと感じることができるでしょう。
皆さん、おはようございます。本当に暑いですね。加えて、リオオリンピックでの日本人選手の連日の活躍で、この週末、お盆休みは、感動しっぱなしでした。それにつけても、思い出すのが、かつてバカな政治家が言った「一番じゃないといけないのですか、二番じゃダメなんですか」の言葉の空虚さです。
メダリストのほとんどは、トップを目指して誰よりも努力し、そして試合に臨んだら運を天に任せてベストを尽くすに違いありません。二番目を目指す人間は、トップにもベストスリーにもなれる訳ありません。これは仕事でも一緒でしょう。トップを目指す人間だけが、誰よりも熱い思いで努力するものだけが、一流の技術者として大成し、人々に認められるのです。
それにしても日本の選手は強いですね。国として自立し安定している母国日本、それぞれの日本人競技者は誇りをもって戦っているように思えます。きっと、日の丸を愛する気持ちが強いのでしょう。国が安定しているというのは本当に幸せなことだと痛感させられます。
水泳に始まり、柔道、テニスなどに何度も何度も感動させられ、目頭を熱くさせられました。中でも、テニスの錦織圭の涙は、いつもの国際試合と違い、オリンピックという日本を背負った人間の高揚感と満足感に違いありません。試合内容も神がかりでしたね。他の種目の多くのメダリストも同じような気持ちで表彰台に上がったと思います。
特に柔道。柔道は世界のスポーツ競技です。日本の柔道の認識で試合をしていた今までと認識を変えてオリンピックに臨んだ井上康生監督に金メダルを上げたいですね。素晴らしいと思います。日本人の柔道選手の筋力を世界の柔道選手並みに改善し、また、世界の格闘技を学び、技に取り入れていく。全く、頭が下がります。このような努力によって、リオオリンピックでの柔道の金メダルラッシュにつながったのでしょう。
このような目的を持った努力は、スポーツに限ったことではありません。我々のビジネスにおいても同様で、その限りない努力をした人間のみが味わえる充実感だと思います。
久しぶりに桜木紫乃の文庫本が出ました。これで、明日は穏やかな時間を過ごすことができます。
桜木紫乃が好きなのは、とにかく男と女の会話が深い意味を持っているところです。さびれた町や田舎の小さな都市をモデルに、そしてこれまた流行っていないラブホテルをテーマにして、倹しく生きていく人々の苦悩やささやかな幸せや安寧が書綴られています。
文庫本が出るのが待ち遠しい作家は他に浅田次郎、真山仁など。真山仁さんは地熱発電を題材に小説を書かれ、我々関係者の間で評判になりましたが、私は特に彼の短編小説が気に入っています。
東京往復の飛行機は、小説が読める楽しい時間になっています。
暑い夏の真っ盛りですね。汗をかいたグラスの冷えたジンより、光る肌の香が・・・。かつてよく歌ったカラオケのワンフレーズです。夏は夏で楽しみたいものです。週末はいつも通りのゴルフでした。先週は、ゴルフ仲間のハンディキャップが2の強者でも、熱射病でゴルフ中に倒れたそうです。
再生可能エネルギーの推進は素晴らしい日本を、永続的に進化する日本を創出するためにはなくてはならないものです。この一翼を担い、エディットは社会に貢献していきたいと願っています。
特に地熱開発の分野での我々の貢献は、大規模事業者の企業第一主義ともいえるような開発に対し、日本にとって地域活性化、地域の存続を図っていくうえでなくてはならないものです。我々の目指す方向は絶対に間違っていないと思います。また、世の中にはその必要性が急速に高まりつつあります。
そして、健康で、恵まれた知能を持つ皆様方は、精一杯、人のため、社会の為に貢献すべく精進してください。本当の幸福は、そのような奉仕の精神が自然にできるようになることだと思います。
今日は大濠の花火大会です。暑気払いを兼ねて会社で一杯やりましょう。
